1950年~1959年の歯にまつわるニュースでまず挙げられるのが、高い治療費です。

日本では戦後に医療法の中に含まれていた分野が1948年に歯科医師法として別れた直後の出来事です。

1950年~1959年は時間がそれほど経過しておらず、保険の存在も乏しい時代だったため、すべて自費の支払いでした。

一般の人が簡単に手を出せるようなものではなく、社会に根付いているとは言えない状況です。

国民健康保険法が施行されたというニュースは、1959年にならないと聞こえてきませんでした。

全額負担をしなくてもよくなりましたが、それでも負担は5割とかなりの高水準です。

歯科治療そのものの歴史としては明治の頃から発展を続けてきた技術がありましたが、戦争により歯の治療どころではなくなり、この時代に一度土台を整え直して新しい制度ができたと考えるべきです。