1960年~1969年までの1960年代は虫歯治療において大きな転換期となりました。
それ以前の虫歯治療と言えば、痛くなったら抜くというシンプルなものでした。
その背景には歯を削る機器の性能が未発達であったため、悪くなった部分だけを綺麗に除去することができなかったのです。
しかし、エアタービンが普及することにより、悪い部分だけを除去することが可能になりました。
また、麻酔の技術もこの頃から発展し、虫歯治療は痛いものというそれまでの歴史を覆しました。
今では麻酔を使用した無痛治療は当たり前になっていますが、この頃で無痛治療となると、まだまだ普及には至らず、そのようなことができる歯医者さんはニュースとして取り上げられていました。